硝子管自動カット機は、硝子管をホッパーにのせるだけで、自動的に決められた寸法にチルカットします。ホッパーにのせた硝子管は、V溝付きローラーにより搬送され、ローラーの谷間に並び、チャッキングによって切断部ローラー上に運ばれます。そこで硝子管は回転しながらスライドブロックが前進し、定位置にてストップ→切断→再び前進→切断、これを繰り返し行います。硝子管が切れ終わった時点で、スライドブロックは原点まで後退、再び硝子管が運ばれ同じ動作を繰り返し行います。繰り返しカットされた硝子管は、グレージングに移り両口端面が口焼きされます。
硝子管自動超音波洗浄機は、集積ホッパーより供給された硝子管を、1本ずつスターホィールの溝に送り込まれ、第1水槽に移り超音波洗浄され、次に第2水槽に移り、硝子管は内外洗浄されされます。その後、外洗シャワー、水切りされ乾燥コンベヤーに移りヒーターにより完全に乾燥されます。超音波洗浄機を設置される場合は、カット機とグレージング機の間に機械が入ります。
洗浄機からバイアル口焼機に搬送された硝子管は、エアーブローノズルにて硝子管内を清掃します。その後、端面の口焼きを行います。口焼され、バイアル成型機に移行していきます。
バイアル成型機は、始めに片側の口成型を行います。充分加熱された硝子管をオイルを流しながら、型金にて絞ります。段階的にわけ予備成型,本成型し口を型付けします。次に反転し反対側の口成型を行います。そして今度は底付けを段階的に行い、最終的にフラットな底にしていきます。
バイアル底切機は、ホッパーに供給された硝子管を、底を二つ切りにし、底をならし加工を行います。アンローダーにて、アニール炉へ移行します。
ガス炉、電気炉に区別されます。底切機で二つに分けられた製品はアンローダーによりアニーラーの中のネットコンベヤー上に移され、炉の中を通過しその後、冷却され、完全にアニーリングされた製品となり出てきます。入口,出口の受け渡しは、御要望通りに製作できます。
このバイアル検査機は、アニール炉より整列された製品(6本並列)が、チャッキングされ、検査機に移行し、管瓶(バイアル瓶)がターンテーブル上に並び、その後、ターンテーブルが回転します。ガイドにより一列になりスターホイールに移動します。センサーにより確認を行い、R溝に入った後スターホイールが、間欠運動により測定部に移動します。口内径、口外径、全長測定を行い、最終的に良品、不良品の選別をします。その動作を繰り返し行います。
- 操作が簡単で、誰にでも容易に扱えます
- 測定方法が、デジタルゲージ方式なので、数字により測定範囲を読み取れ、カウンターにより個別に不良品の個数が表示されます
- 治具の交換、調整が簡単に行なえ、それにより多品種にも対応します
お問い合わせ・御注文の際は、下記事項をお知らせください。
1) バイアル瓶の容量(ml)
2) 生産能力 本/時間
3) バイアル製品の規格寸法
- D :外径(diameter)生産能力 本/時間
- H :高さ(height)
- d1:口外径(outer diameter)
- d2:口内径(inner diameter)